ジャパンカップ

そんな持論を述べましたが、それでも我が国では未だに格上のレースのジャパンカップ

 

キタサンブラックが逃げ切りで快勝しました。

重要なのは確かにスローペースではありますが、ドスローでは無いということです。

この日の馬場は良ではあるものの、時計はかかっていました。卓上の計算だけで測れるものではありませんが、総タイムは2秒ほど遅く見ていいかもしれません。

そうすると2.23.8、前半5Fが1.01.7ということから1.00.7くらいの見方をするとわかりやすいでしょう。

決してスローに恵まれた実力ないレースという見方はしないべきです。

鞍上含め、コパノリッキーが快勝したレースと内容もダブります。

 

2着はサウンズオブアース、また2着です。気性、脚の使いどころ、これが強さであり、弱さなんでしょう。

問題は他有力馬の中でも、やや仕上がっていたこと。有馬記念をどんな状態で持っていけるか見極めが必要です。

 

3着はシュヴァルグラン、やや着狙いの感が否めなかったか。無難に周ってきたと思います。

4着がゴールドアクター、こちらも大事に乗り過ぎた感があります。

ただ、それが無くともキタサンブラックには追いつけなかったかもしれません。完敗です。

 

5着はリアルスティール、この馬はやはり1800mから2000mがベストです。

合わせて、今年のドバイターフ(旧デューティーフリー)は2着以下からもそこまでレベルの高いものではありませんでした。

更に今回のライアン・ムーア騎乗の経緯が、ジェンティルドンナラストインパクトの時のような、予め「これに乗る!」というものではなく、あくまでハイランドリールが出走するか否か(結局香港に出走)というものでした。

結果、最初に述べたように、ややスローながらもドスローではないペースにて、脚を溜めきれませんでした。

いくらライアン・ムーアでもカバーできない内容でした。

 

最後に13着ディーマジェスティ。私は菊花賞からジャパンカップというローテーションはあまりいい感じを持ちません。

合わせて、最終追い切りの内容もあまりいいものではありませんでした。

元々ダービー前に2400mも長いかもしれないとコメントがあった馬が、菊花賞を使ったことから心身ともに調子を崩しているような気がします。

皐月賞も強いというより、ハマった感があります。仕切り直しが必要です。