天皇賞

混戦と言われた天皇賞、前年の年度代表馬モーリスが快勝した。

惜敗した2戦は調整過程もイマイチだったのもあるが、やはり鞍上ライアン・ムーアだと一番いいパフォーマンスが出せる。

何といっても折り合う。それが最後までの伸びに影響する。

 

更には思いの外スローペースだったのが、本質はマイラーだった本馬には大きい。

2着もマイラー資質が現れたリアルスティールだった。以下は格か、ステファノス、アンビシャスとGⅡ大将になりつつある。

 

ルージュバックは勝負所で前が塞がった。道中の位置取りがほぼ同じだった2,3着馬より内側の枠が逆に仇となった。

エイシンヒカリは思ったより飛ばさなかった。いや、飛ばせなかった。

香港やシャンティイのような、控えめに時計のかかる馬場がいいのか、それとも1週前、今週の本追い切りがオーバーワークだった感もある。

ラブリーデイは先行馬の大外枠はやはり厳しい。

 

ライアン・ムーアは勝利インタビューもそこそこにして、11/1のオーストラリア、メルボルンカップ騎乗のために成田に走っていった。

世界を股にかけて活躍、人馬ともに格が違った。